思い出の猫

私の猫歴を思い出しながら書きたいと思います。

初めて猫を飼ったのは、小学校4年生の時だったと思います。
学校から帰ると、いきなり部屋に2匹の子猫が輪になって寝ているのでした。
どうやら知人が持ち込んだらしく、この不思議で食べたくなるくらい可愛い生き物をずっと観察していました。

2匹ともメスでした。
姉妹でしたが、顔と性格が微妙に違っていました。
私はおっとりした方の世話をしました。
細くてきつい目の方は母が世話しました。
世話といっても、一緒に寝るだけで、餌やりは誰がしていたのか憶えていません。

私は学校から帰ると、猫まっしぐら。
遊んで「もらっていた」のです。

猫が3歳になった頃だったか、ある日学校から帰ると、みんなが庭で土を山にして拝んでいました。
「猫が交通事故で死んだんだよ」と言われました。

朝、あんなに元気だった猫が、今はもう土の中だなんて、信じられるわけがありません。
でも、掘り返して確かめるまでもなく、それは「事実」であるのだと、あきらめる自分がいました。

今は猫は室内飼いが当たり前のようになっていますが、昔はみんな中外自由だったので、車の犠牲になることは珍しくありませんでした。
私は、誰がひいたのか、猫がひかれた時間を通る車を調べようとさえ思いましたが、見つかったとしても小学生が文句を言ってもどうにもならないし、猫は戻りません。

思えば、引かれる日の前の夜、いつになく甘えてきてた猫。
ごめんね、もっとたくさん遊んであげたらよかった。
おいしいものを食べさせてあげたらよかったと、涙が止まりませんでした。



子どもの時に生き物を飼う事で、生き物の死というものを経験して、命の大切さを知ることになると、よく言われますね。
でも、私の場合は本当に、その猫の死が、初めて直面した死だったのです。
確かに、学んだと思います。
死とは、会えなくなること、遊べなくなること、抱っこできなくなること、悲しい事、苦しい事、命ははかなく、限りがあるということなど本当に色々なことがわかったと思います。

子猫との出会いとともに、命は永遠とすら思っていた子ども時代に、命の終わりを知った最初の衝撃の話でした。
次の猫との出会いは、また次回。

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by fukuneko22 | 2018-04-28 23:03 |